I’ve only just begun

本当にまだ始まったばかりでした。

出演させていただいたプログレッシブフォームは10周年。
お祝いでもありましたが新たな旅立ちでもあると思います。

そして気合いを入れてのぞんだ初ソロライブ。
これもまだまだ始まったばかり。
90パーセントが反省点だったけれど、それは落胆ではなく次につながる反省点。
色んな部分をもっともっと強化していかないと。

ストイックという言葉が合うかどうかわからないけど、気持ちは常に前向きな反省。
決して現状には満足しない、きっと次はもっといいものがあるはずだと信じて。

やり手も聴き手も流行や周りの意見を鵜呑みにしすぎてはだめ。
自分にとって本当に必要なものだけを吸収してそれを吐き出す。
その繰り返し。
デビューして14年もたったのにまだそんなことも気づかないのか!
でも気づいたというだけでも今日は良しとしよう。

こんな自分にも明日はあるし、必ず納得がいくライブ、DJ、そして楽曲/アルバムが出来るはず。
それは完璧なものではないかもしれないけれど、次につながる素晴らしい何かが手に入ると信じて。


14年経っても “I’ve only just begun”。
さあ立ち止まってはいけないね。
次の良いときを目指して。


Calm



P.S. 久々に会ったタカシ君 a.k.a. Numb のライブが最高にかっこ良かった!
  やはり彼は自分の周りでも生き残っている数少ない朋友だけあって凄い!
  今後の彼の活動、Revirth の再始動を祝おう!


26日(日)

リキッドルーム、リキッドロフトの両会場で行われる、プログレッシブフォームの10周年記念イベントにて、Calm史上初となるソロライブを行います。

今まではほぼバンドメンバーに支えられたライブで、そこはもう安心してライブできたのですが、今回は全くの独り。
DJではなくライブです。
そして何と全曲書き下ろしの新曲です。

Calm-Moonage Electric Quartet名義のいつものアグレッシブなライブや、通常のCDの音ともまた違った、よりバレアリック度満載なライブになると思います。

当日はまだ慣れないってこともあり、PCとにらめっこになるかと思いますが、心地よく曲を聴いて、はたまたダンサブルな曲に腰を揺らして、そしてそんな45分程を楽しんでいってください。

これからはこのソロライブというのもバージョンアップしていきますので、回を追う毎の進化をお楽しみに。
まあいつものように気分屋なのでどこまで続くかわかりませんが、楽曲のリリースまではやりたいなと考えてます。

諸々お楽しみに。
まずはリキッドロフトにて。


Love is…

子供たちを撮り続けるカメラマン、Danny Goldfieldのプロジェクトに「Love is…」が使用されています。

元々これからの時代を作っていくであろう子供たちのことを唄った曲なのでバッチリはまっています。

良かったらチェックしてみてください。

こちらから。


Peel Art Light

先日の頂のときに、名古屋のシーシャクルーのヒデの嫁さんのリカちゃんに、お手製のオリジナルピールライトを頂きました。
ありがとう!

ピールアートライトは、みかん、オレンジ、グレープフルーツなどの皮を使って模様も切り出して、中からライトを当てて間接照明として使うとっても心温まるアート&ライト。

ひょうたんランプやほおずきランプと考え方は同じだけれど、独特の光り方をします。
特に壊れやすい表面が人生のようにはかなく、とてもキュンとします。
模様も複雑で、これは根気な作業が必要ですね。

現在我が家でも時折間接照明として使用しています。

これはみかんの皮をひっくりかえしただけなんだけど、光量を押さえたいとき。
(実際の光はもっと弱いです)
20110609_peel_light1

こちらはピールアートされた物を先きほどのに更にかぶせたところ。
それ自体が優しさを放ってくれます。
20110609_peel_light2

そんでこちらはピールアートのみのもの。
壁や天井に当たった光のアートも楽しみの一つ。
ライトが時代のLEDではなく昔ながらの電球だということも光の温かさ、密度感、伸び具合のポイントかも。CDとアナログくらいの違いがありますね。
20110609_peel_light3 20110609_peel_light4

リカちゃんは名古屋在住なんだけど、これからはピールランプの先生としても活動予定だとか。
恐らく販売もやってくれるのでは?

詳しくはうちのinfoの方にメールでもいただければ紹介しますので、お気軽にメールください。


こういった心温まる光って良いですよね!


頂フェス2011

フェスの始まりを告げる頂フェス2011。
昨年のfield.echoの参戦に引き続き、今回は本体のCalmバンドとして参加。

昨年の日本平の会場がもの凄く良いロケーションだったけれど、今年は工事の為吉田公園にて開催。

それでも日本平に負けじと素晴らしいロケーション!
20110604_itadaki_fes1 20110604_itadaki_fesefbc92

風が少し強かったけれども、初夏の温かい天気に恵まれた最高の気分で会場を闊歩。
出演というより客で行ってぼーっとしときたい感じでした。

大きめのステージと小さめのステージで交互にライブが行われます。
一つのステージが行われているときにもう片方が準備するという、昨年と同じスタイル。
我々の前のワイルドマーマレードがやっているときに準備開始。
今年は大きい方のステージです。
20110604_itadaki_fes3
16時からのスタートだったんだけど、さすがに陽はまだ高い。
フルメンバーのバンドとしては久々のライブだったんだけど、ブランクなんてなんのその。
サウンドチェックの時間が短かったのはフェスのしょうがないところだけど、そんなの感じさせないくらい相変わらずのチームワークで、3曲45分を駆け抜けました。

お客さんも、そして何よりも会場の雰囲気が素晴らしく、自然と笑顔、そして良い演奏になっていきます。

しかし45分は今の我々に取ってはとても短い。
あっというまに終了!

勿論課題は残りましたが、そんなの関係ないと感じさせるくらい素晴らしいフェス、スタッフ、会場、クラウドだったと思います。


サンセット後のマジックアワーに、エコ発電によるキャンドルタイムでゴマちゃんのディジュ。
ゴマちゃん久々に聴きましたね。
20110604_itadaki_fes4

来年も是非参加させてもらいたい、そんな思いにさせてくれる素晴らしい、音楽と自然とがミックスされたフェスだったと思います。


Japan Pride!

高松の友達のシンちゃんから草履が届きました!

20110602_jp_shoes
当然ですが一つ一つ彼の手作りによる一品。
とても手がこんでます。

今ワールドスタンダード化している靴という代物。
でもたまにはこういったリアルジャパニーズもいかがですか?
靴底にはちゃんとゴム張りしてあるので、外歩きもなんのその。
耐久性も抜群です。

現在ウェブのメンテナンス中らしいので、購入希望者は下記まで。
七島草履の達麻工房
寺田真也
087-843-3155
okagesan.dharma@gmail.com


アナログカッティング@東洋化成

先日リミックスを担当した、加藤君が在籍するL.E.D.とうバンドのアナログのカッティングにお邪魔しました。

自分のオリジナル作品は全て海外(主にロンドン、アメリカ、ドイツ)だったので、日本で唯一残るカッティング工場、東洋化成にはとても興味がありました。
こないだのGrooveという雑誌に掲載されたアナログが出来るまでという特集を読んだあとだったのでなおさらです。

以前ロンドンでカッティングに立ち会ったことがあったのですが、そのときはまだアナログの凄さを今ほど理解していなかったので、今回が初のリアル体験ということでしょうか。


さてまずはドンと構えるカッティングマシーン。
20110602_cutmachine01 20110602_cutmashine2
通常のレコード針とは違う、カッティング用のエメラルド針。
20110602_cutneedle その針が付いた先。ここでカッティング。
20110602_cutneedle2
カッティングの行程に関してはGrooveを参照してもらうとして、日本に残された唯一のカッティングラボ東洋化成にはもの凄い歴史があります。
あの空前の大ヒット「およげたいやきくん」もここでカッティングされてます。

実際の音を聴きながらカッティングレベル等を調整して、通常のレコードよりは柔らかいアセテートにカット。
20110602_cutting
顕微鏡で見ると、無音部分はほぼ直線、そして音が入ると音の成分によりカーブを描きながら溝が掘られていきます。
昔はテープマスターだったのでテープデッキのヘッドを2つ付けて送らせて、試聴用、カッティング用に振り分けていたみたいですが、今のデジタルの世の中、マスターはデータだったりCDだったりなので、デジタルディレイにて分離させてるみたいです。
最近の音の細さはここから?
いやそれだけじゃないでしょうが、やっぱりテープ媒体の音の太さというか馴染み度は全く違ったものですからね。

とにかくエンジニアさんに質問攻撃。
それでも丁寧に答えてもらいました。
今度ゆっくりハーフスピードカッティングなど試してみたいものですね。
それには採算ド返しの予算が必要ですが、、、。

ここからはメタルコーティングしてマザー盤を作り、そこからまた子供を作りなど数工程を分でやっとスタンパーの登場になります。
海外アーティストでそのリリース国の音が良いのは限りなくマザー盤に近いからなんでしょうね。
デジタルと違ってコピー(正確には日本語で言うところの写しという表現が近いです)で音がどんどん劣化していきますからね。
もちろん時間との戦いでもあります。
マザー盤(金属)もときとともに変化していきますからね。


まあそんなこんなで色々と質問しまくったあと、併設するプレス工場見学へ。

これがレコードの元。
20110602_vinyl
そんでこういったプレス機でどんどんプレスされて盤が仕上がっていきます。
20110602_press1 20110602_press2
レーベル面ものり付けではなくプレスと同時圧着だってことも面白かったですね。


アナログ好きの自分にとってはとてもかけがえのない、有意義な時間でした。
あとは今後どうなっていくか、そして自分が東洋化成とどういったことができるかが楽しみでもあり、しっかりと考えていかなければいけないところだと思います。


L.E.D.のアナログは今月発売予定です。
6/12(Sun)にはリリースパーティーでDJもやります。


スピーカー無事帰還!

震災の影響で部品の調達が危ぶまれ、もしかしたら3ヶ月待ちとも言われていたスピーカーの修理ですが、無事完治して帰ってきました。

これでやっとレコードが聴けます。
ホント嬉しいです。

レコードが聴けない毎日は最初は新鮮でしたが、それも3日ほどでストレスに。
この間の選曲は全て脳内選曲だったので結構苦労しましたが、それでもある意味良いプレイができましたね。

ってことでやっと帰ってきました。
まだ新品に交換したばかりなのでエイジングが数十時間ほど必要です。
おまけにSMEのアームの内部配線を銀線に、フォノケーブルをオリジナルから現代の物へと交換までしたので、2重のエイジングです。

丁寧にセッティング(これが一番大切!)したあとに音だし。
始めは新品特有のざらついた音だったんですが、1曲の後半ぐらいからいきなり音が変化し始めました。
さっきまであんなにザラザラして低音も居場所が悪い感じだったんですが、面白いくらいに急激に整い始めました。
既に今まで以上の音です。
更にクリアでスピード感があり、定位もしっかりとしてます。
クラシックなどは楽器感がもの凄く出てます。

さあこれであと20〜30時間程すると交換した部品の音に仕上がっていくと思います。

来週には八王子シェルターが販売開始する電源アイソレーションタップも届くので、より解像度が増すと思います。

このアイソレーションは非常に大切。
みなさんもレコードのポジションにしたあとレコードをプレイしない状態(アームがアームレストに乗った待機状態)でアンプのボリュームをマックスにしてみてください。
何かブーというハムノイズみたいなのが聞こえてきたりしませんか?
そういった場合はミキサー、タンテ、アンプ以外の電気機材をコンセントから抜いてみてください。
その状態でハムノイズがなくなれば、他の機材(特にCDプレーヤー等。もしくは他の電機製品)が電気的ノイズをまき散らしているということです。
こういった機材や電機製品の電源の取り口を別のところからするというやり方もありますが、それでもノイズが出る場合はアイソレーション電源、もしくはタップにミキサーやタンテ等をつなぎかえると良いと思います。

ボリューム全開にしたときに聞こえていたハムノイズ等は小さい音では聞こえないかもしれませんが、それが音の透明度を悪くしています。
決して良い機材、高価な機材を使わなくても大丈夫です。
今ある機材でもそういった小さなところを気にかけていくと音のスピード感や透明感などが劇的に良くなり、音楽本来の素晴らしさが伝わってくると思います。
これはアナログに限ったことではありません。

よくUREIのミキサーを使っている人で、EQやパンをバイパスすると音が良くなるなんて言って、そこだけやって他の部分に気をかけてない人が大勢います。
確かに良くなるんですが、それは他の部分に気をかけ、音の解像度を上げたあとでないとEQなどを外した音の違いがわかりにくいと思います。

自分もまだ勉強中の身であり、あまり偉そうなことは言えませんが、高価な機材や世にはびこる都市伝説的になりつつある噂などは必要ありません。
今ある機材のポテンシャルを最上限に発揮できるように細かなところに配慮すれば、もの凄い位置にまで音が高められます。
アナログに限らず、例えばブースは揺れないようにするとか、アンプの振動を押さえるとか、ケーブルを奇麗に配置するとか、他の電機製品の干渉を避けるとか、、、挙げるときりがないですが、ホント小さなことの積み重ねで大きく変わるということが最近やっと分かってきました。
お金をかけなくても良いのです。

勿論そこがしっかりしてきたら少しずつ自分の気に入った良い機材に交換していけば良いのです。
とりあえず現時点で自分が言えることはそんなとこかな。

mp3の手軽さも良いですが、たまには元音の、アーティストが伝えたかった本当の音というのを体験してみてはいかがですか?
ちょっとした手間ひまはかかりますが、それ以上の感動を味わうことができますよ!

きっと今の音楽シーンに足りないものの一つはそこじゃないかな?
家にしてもクラブや音楽が流れる場所にしても全てこういったことに気をかけてくれれれば、音楽が持つ、まだ皆が体験してない本当の凄さ、パワーを受け取ることができるはずです。

修行中と言いながら結構書きましたね。
今度はシェルター特製タップが届いたらまたレポートします。

興味を持った人は是非世に出てるオーディオ基礎ガイド本等を参考にしてみてください。
勿論全てが正しい訳ではないだろうし、自分のシステムややりたい方向性に合ってる訳ではないですが、それでも基礎は大切ですからね。

それでは今後の動向を楽しみに!


祝!Bar Music 1周年!

もはやホームですよね、Bar Music。
そのBar Musicが1周年を迎えます。

本当に自由にCalmの部屋をやらせてもらっている、店主の中村君の人柄、音楽好きが全面、前面に出ている素晴らしいお店だと思います。

ということで今回のOasisは祝!Bar Musicということで、いつも以上に気合いのいった(?)ゆるい選曲でお待ちしてます!

2011.6.1(Wed)
Oasis@Bar Music 19:00 Start
Music Selected by Calm (One Night, One DJ)

Bar Music バー・ミュージック
150-0043東京都渋谷区道玄坂 1-6-7-5F
Tel 03.6416.3307
Open / 18:00~26:00
アクセス
京王井の頭線渋谷駅西口からセルリアン・タワー方面へ徒歩1分、JR渋谷駅ハチ公口からは徒歩3分。
スペイン・バール「マドリード」前、炭火焼肉「龍」の上のフロア5Fとなります。