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レコード屋事情

昨晩のB4E、多くの人たちにお祝いしてもらい、大変感謝してます。
これからもよろしくお願いします。

さて今日は最近のレコード屋事情について。
ご存知の通り、世界一のレコードの街渋谷ー宇田川町からレコード屋の姿がなくなりつつあります。
数年前に盛り返していた売り上げも、盛り返す前より更に悪化。
CDも同様に売れなくなってきているので、レコード屋のみならず、CDショップもかなりなくなってきています。
今時代はインターネット通販。
誰でも気軽に買う事ができるようになったのは確か。
しかし実際手に取ることもできなし、実物を見ずして買うことを強いられるのは確か。
レコードに関して言えば、通販に力を入れているところが多くなりました。
または通販のみという店だって多数あります。
気軽に買える反面、試聴時間の短さ、店員のフェイストゥーフェイスによる接客やレコメンドがないのでとても味気ないし、届いたレコードを聴いてみると、「あれ?がっかり↓」ということが多々。
ひどいときは買ったレコードの8割方が良かったのは試聴の部分だけとか、試聴で聴いた印象とは違う、なんてこともあります。
自分が試聴下手なんでしょうか。少し落ち込みます。
そりゃ昔は試聴すらできないところで、自分の嗅覚を頼りに買って、成功やら失敗やらを繰り返してきました。
そのうち独特の嗅覚が身に付いてきたものです。
今は少しでも曲の雰囲気を聴けるだけでもマシと思えなくもないですが、一体どこに正解があるんでしょうかね?
そんな中でも頑張っているレコード屋があります。
もうマニアだけのものになりつつあるレコードを愛し、心を込めて売っているレコード屋だってあるんです。
中でもお気に入りは、渋谷にあるSleeping Bugz RecordsとLighthouse Records。
元マンハッタン、秋山太郎が手がけるSleeping Bugzは、宇田川町DMRがあるビルの4階の小部屋にもの凄い量のレコードを在庫。
マンハッタン時代から太郎君には良質な音楽を教えてもらっていたんですが、その嗅覚はいまだ健在。
何よりも彼の知識はもの凄く、こちらのとても曖昧な要望にも答えてくれます。
Lighthouseは井の頭線出口近くにある、こちらはとても広い作りの店。
ギャラリーでの音響を担当するオーナーと元マンハッタンクルーなど、こちらも現役バイヤー、パーティーピープルの集まり。
店の真ん中には、ギャラリーでも活躍するクリプシュホーンとマークレビンソンが鎮座し、レコード屋とは思えない良い音を出しています。
どちらの店もレコードに愛情を持って商売しています。
そして現役DJ達がセレクトしているし、現役の凄いDJ達も買い物に来ています。
(勿論全国に沢山こういった頑張っているレコード屋さんはありますよ。皆も自分の街の頑張っているレコード屋を応援してください。)
世の中とても味気ないデータの時代です。
その手軽さは確かに賞賛するものだとは思います。
しかしものを愛情もって所有するという観点に関して言えば、データはただの記憶です。
コピーだってただのコピー。
現在も沢山良質なレコード/CDがリリースされています。
皆さんも寺山修司じゃないですが、「パソコン(携帯電話)を捨て、街に出よう!」もいいかもしれませんね。

Sleeping Bugz Records
http://www.sleepingbugz.com/

Lighthouse Records
http://www.lighthouserecords.jp/

calm

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