from my window – うちのまどからこんにちは

真夏の晴れ渡る空、景色が溶けて一つになりそうな本日、無事に『from my window』が発売されました。
既に手に取り聴いた人、これから買いに行く人、届くのを待っている人、これから注文する人。
どんな感想を持たれたでしょうか?

多くの苦労、それ以上の楽しさを経てお披露目となった新しいアルバムです。
好みだった人、そうでもなかった人、頭から離れなくなった人、通過してしまった人、これも人それぞれでしょうね。

今回は個人的なリード曲というものが存在しません。
全曲のクオリティが高いということでもあるし、日によって心に入ってくる曲が変わっていきます。
PVの曲を決めるときもそうでした。
なかなか決めれませんでした。
Piningにしたのは後半の余地が残せるということでそうしました。
この意味はアルバムを聴いてもらった人はわかると思います。

思えば今年の元旦にスタートしたこのプロジェクト。
5年ぶりのCalm作品ということもあり、最初は肩に(過多に)力が入り、その割には思ったものに辿り着けず、先は全く霧の中。
もはや「進む」ということが果たして前を向いているのか、後ろに戻っているのか、更には結局何の為に進んでいるのかさえ分からないときもありました。
今の音楽業界不況が更に滑車をかけてきました。

しかし自分の中にはその場に留まりじっと待つという考えはありませんでした。
とにかく自分の嗅覚を信じて立ち止まらず進むという答えしか思いつきませんでした。
自分が進めば周りの霧も止まっているときよりは見え方が違ってきます。
霧が薄くなったり濃くなったり、明るくなったり暗くなったり。
動くと決めたから全てをポジティブに受け入れることができたのかもしれません。

そして全てを救ってくれたのはやはり音楽でした。
自分にとってはどんな宗教よりも、どんな偉い教えよりも、音楽は偉大な存在であって、嘘のないもの。
あとはそれに従って作為なく、私利私欲もなく、ただただ自分の感性と直感を信じて前に進むだけ。
その結果が今回の『from my window』に結実したのかもしれません。

今作は昼から夕方にかけてのプリプロダクションでした。
前作までは深夜だったことを考えたら、大きな変化はここだったかもしれません。
しかしファーストアルバムの製作と同じように、とてもピュアに何の疑いもなく、思いつくまま作れたと思います。
歳を取れば取る程、キャリアを重ねたら重ねる程ピュアな部分を維持するのは難しくなってきます。
これからは常にこことの戦いになると思います。

今回はスキルやキャリアを上手く使いこなしながら、ピュアに作れた、自分自身の勝利だったかな。そう確信します。


発売早々ですが、今作にも反省点は多々あり、早くも次へ踏み出したいところです。
しかしまずは今作が上手く起動に乗るように、最後の手助けをしないといけません。

アナログ盤のリリースも考えてます。
10月末か11月頃にはリリースしたいですね!

そしてライブ。
ここ最近は最強のメンバーに囲まれて、自由にライブが出来るようになっていますが、今構想中のライブは今まで以上に自由に、ライブならではのパッションで挑めるようにしたいと思います。
やる場所など今までの概念からは抜け出して考え中です。
スギモトトモカズ(BS)、カトウユウイチロウ(Sax)、シバタトシタカ(Piano、Key)という不動の最強布陣。
こちらも年内にはお披露目目指して頑張ります。


ということで、『from my window』よろしくお願いします!
もし気に入ってくれたら、大切な友達にお知らせしてください。
それが次作へつながっていきます。
実は今一番やりたいのは、早く次作を作ること。


今後とも応援よろしくお願いします!!!


Calm


from my window 2015.8.5. 13:00 景色が解けてしまいそうな暑い夏
2015.8.5_from_my_window

calm